《試着室を出たら彼女が消えた・・・》
はい!というわけで俺の「本当にあった怖い恋愛話」は
「試着室を出たら彼女が消えた」です。
もちろんノンフィクションですが、雑誌『ムー』に載るようなオカルティックな話でもないし、
『そして誰もいなくなった』のようなアガサ・クリスティー話でもありません。
今から5年程前、当時付き合ってた彼女と吉祥寺に遊びに行くため、
東京駅で待ち合わせをしておりました。
約束の時間より待つこと30分、彼女がゆっくりやってきました。
すると彼女は俺を見るなり「ドーハの悲劇」のラモスばりに凹みだしたのです。
話を聞くと、俺の服装に幻滅したとのこと。
すれ違った人が振り返るようなファッションでもなかったし、
隠すところはちゃんと隠れてました。
その後わかったんですが、ムシの居所が悪かっただけだったんです。
でも、その時は「とにかく吉祥寺に行こう!そのうち慣れるさ!」
と励まし(?)吉祥寺に向かいました。
吉祥寺についたら、俺はまず服を買おうと彼女と丸井に入りました。
彼女と一緒に服を選んで、試着して試着室から出たらいない。というか消えた。
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