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■ 本当にあった怖い恋愛話 その3(コバヤシ)

《翻弄されまくり人生!》

私はもう少し待つことにしました。まだたった30分だもんな・・・
 
・・・来ません。

電話も鳴りません。鳴らない電話がこんなに切ないものだなんて、私はその日初めて知りました。

私から電話をかけてみましたが、出ない。
うーん、どうしよう。もう少し待つか・・・でも、意味がないような気がする・・・


・・・結局、2時間経過・・・


ダメだ。来ない。完全に怒らせちゃったようだ。
私はダメもとでもう一回だけ電話をかけてみることにしました。

すると・・・繋がったではありませんか!

「もしもし、コバヤシですけど。A子ちゃん?」

「しつこく電話しないでください!」


ガチャッ・・・つー。つー。つー。


切ない・・・女性から一方的に電話をかけられるのがこんなに切ないことだったなんて・・・

私は待つことを諦め、家に帰ることにしました。
その時、私は家まで歩いて帰ったのですが、クリスマスに一人、ものすごーく足が重かったのを覚えています。
どうやったら山下達郎のCDを全部叩き割ることが出来るだろう・・・そんなことを考えていました。

家の下のコンビニで「うまい棒」を3本買って、そのうちの2本だけ食べてその日は寝ました。
そんなクリスマス・・・

とにかく眠って、つらいことはまた明日考えよう・・・

次の日・・・私は大学に行く気もおきずに、布団の中でぐずぐずとしていました。
せっかく、可愛い彼女ができたのに、これから楽しいこといっぱいだったのに・・・
女々しい気持ち100%勇気だったのです。

電話をかけてみようか。でも、昨日と同じにならないかな・・・
そんなことを繰り返し考えているうちに、私は性懲りもなく、また眠ってしまいました。いい加減眠りすぎです。

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